学習院初等科について
〒160-0011
東京都新宿区若葉1-23-1
TEL 03-3355-2171(代)
URL https://www.gakushuin.ac.jp/prim/
伝統を継承しつつ、新しい時代を切り拓く力を育てる
創立以来永い歴史の中で培われた校風を大切にし、新奇に走らず、旧習にとらわれず、教育の基礎としての人間の育成に努める。
長い歴史に培われた伝統や校風を尊重しながらも、未来を展望し、教育内容や学習環境の充実にたえず努め、知情意体のバランスのとれた教育活動を展開。
- 明治に創立されて以来、大勢の卒業生とそのご父母に見守られ歩んできた歴史と伝統のある学校
- 特に戦後は、「自重互敬」「正直と思いやり」を大切にし、豊かな人間関係を育んできた。
- 異なる考えも謙虚に聞き、自分の考えを深め高める「自重互敬」の精神が必要とされ、この精神を大事にしながらさまざまな教育活動を行い、豊かな人間性と社会性を育てている
教育目標の一つ、「たくましい創造力」とは、自分自身の目でものを見、感じ、自分で考え、行動する態度を育成することであり、グローバル化や人工知能・AIなどの技術革新が急速に進み、一層予測困難な時代だからこそ、「たくましい創造力」が、より良い社会や自分の人生を切り拓く力になる。
「正直と思いやり」を持った人物を育てるために取り組んでいること
教育目標
真実を見分け、自分の考えを持つ子ども
- 進んで工夫し、努力する子ども
- 真心を持って人や物に接する子ども
- 美しさを感じとる心の豊かな子ども
- 健康や安全に心がけ、進んで体を鍛える子ども
よく考え、じっくりとみて、疑問を持つ。その中で、見方、考え方が育っていく。
→汎用的な力を育む
心豊かな人格づくり
「自重互敬」の精神を養うために、全教育活動を通して心がけていることや、実施している取り組み
- 課外活動
- 校外学習
- 国際交流
学習院の名前の由来
弘化4(1847)年3月、京都に公家の教育機関として開講し、当初は学習所とも称したが、嘉永2(1849)年4月、孝明天皇より「学習院」の勅額が下賜されて正式名称となった。
論語冒頭「学んで時に之を習ふ 亦悦ばしからずや」
教えてもらって、復習をする、自分でやってみる
学習院の歴史
明治時代からのリーダーを育てるということ。そして自重互敬を大事にしてきたのが学習院。
幕末の京都に設けられた公家の教育機関が発祥(1847年)。
↓
明治時代、華族のための学校として「学習院」ができる。
イギリスのパブリックスクールを模範として構想。
- 国民の模範となる子弟を育てる
- 勤勉、実学精神、海外留学、女子教育
ノブレス・オブリージュ
「能力や環境に恵まれたものは、それなりに責任がある」(騎士道の精神)
↓
現代
質実剛健
「色々なことに華美になるのではなく、質素でいいので、精神的に強くなろう」と考え方
例
- 学校に持ってくるものは必要なものだけにする
- ランドセルは男女ともに黒だけ
- 筆箱も黒
- キャラクターとかは使わない、など
剛健とは、スポーツが強いというのではなく、自分自身を律するという気持ちを育てようということ。
→早朝マラソンにつながる
自重互敬
自分を大切にする、お互いにええ尊敬しあう。正直と思いやり。
自重とは、自分だけを大切にするという考え方ではなく、自分が正しいと思ったら、きちんとそれを行っていこうという考え。
もし、色々意見を聞いたり、違う考えを受け入れていく、視野を広くして受け入れている中で、自分がこれはこう思うって言う風に思ったら、それもきちんと取り入れていこういう考えで、それが正直さにつながる。
豊かな人間性を育む心の教育(道徳教育)
日常生活のしつけを重視して自重互敬の精神を育てる
自重互敬とは、18代安倍能成院長が常に学習院生に教えてきた、自分を大切にし、お互いを敬い思いやるという精神。
「正直さ」を子供たちには教えるのが学習院の道徳教育
「正直」とは「嘘をつかないこと」。
- 人に対して「ごまかさないこと」、「ずるい行いをしないこと」
- 自分に対して「緩めてしまうのではなくて、いや、これは最後まで頑張ろうってやり抜く」ことや「自分の良心に照らし合わせて行動する」
相手の立場を敬う
相手の意見をしっかりと聞き、受け止め、時には自分の考えを変える勇気。
自重互敬、正直と思いやり、自分の主張だけをどんどん通すだけではダメという考え方。
教育基本方針
「教育活動全体を通して推し進める」ことと、「実施時期や学年を考慮して推し進める」ことに分けて実施
初等科のまなび
初等科の教育⽬標である「真実を⾒分け ⾃分の考えを持つ⼦ども」を⽬指すために、「⽣きる⼒を育てる。」「プログラミング的思考を育てる。」を重視。
「⼦どもが主役になる主体的・対話的で深い学びの授業づくり」をテーマに取り⼊れ、全教員参加の授業研究を実践
- 国語科(基礎・基本を大事にする)
- 社会科(公民的資質を養う)
- 算数科(数学的な考え方を育む)
- 理科(科学的な見方や考え方を養う)
- 生活科(自立への基礎を養う)
- 音楽科(豊かな情操を養う)
- 図画工作科(つくる楽しさ・喜びを大切に)
- 家庭科(実践から学び、生活に活かす)
- 体育科(心と体を育てる)
- 英語科(国際理解を深める)
- 道徳(子どもの心に響く道徳の時間)
- 総合的な学習
- さくら(日本文化・子ども文化を探る)
- 図書(豊かな本の世界を楽しみ、学ぶ)
- 情報教育(コミュニケーションの世界を広げる)
専任教科制
低学年から「専科制」を採り入れ、全教科に共通して、基礎力を徹底。
2年生の頃から図工、体育、図書は専科の教員。担任が国語、生活など。
5,6年生→担任も専科の担当となる。
小さいうちからその先のことがわかっている先生が教えるというのはとても貴重。
突飛なことを生徒が言っても、それが間違いとは言い切れない。
先にこういうことにつながるんだということを示せたりする。
初等科の学習についての特徴
- いたずらに暗記させたり、練習させたりしない
- 先取学習はせず、じっくり考えさせること
- 初等科の「基礎基本」→「本物を知り、本質を見抜く力」
- 英語が得意になることや異文化を理解することだけでなく、自分や日本、学習院についてよく理解することが大切
英語学習は3年生から
まず基礎として、1年生から日本語でしっかりと考えたりとか、表現力思ったりとか感じたりとか、人の考えを聞いたりとかっていうそういう姿勢を作っていく。
その他
ICTを活用した学習や日本の伝統文化に関する学習、体験学習、国際交流などを充実。
※【ご注意】
記載内容についてはあくまでも運営者が独自にまとめたものであり、上記記載についての間違い、解釈の違いなどがある場合もあるかもしれません。いかなる責任も取れませんので、公式HPにアクセスされるなりして、ご自身で真偽についてお調べください。
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