まだまだ小学校受験について、何も分からない💦
まだまだ小学校受験について、公立か私立か、そしてどんな学校がいいのかを考えるために、まずは、公立と私立の違いなどについてヒヨコ歩きの私なりにまとめてみました。
前提:我が家なりの学校選びとしての小学校6年間の意味
小学校6年間は、子どもの人生において、特に人格形成の上に大きく影響する貴重な時間だと思ってます。
「勉強をする」ということも大切ですが、それ以上に、わが子が「どんな子ども達と」「どんな先生方に囲まれて」「どういう雰囲気の中で」日々を送るか?においても大きな意味があると思います。
学校選びは、そういう意味で単なる「学業の場」というよりも、学業の場である学校に、それ以上の付加価値のついた「子ども達が暮らす環境」と言えるかもしれないと我が家はがんがえ
私立小学校数は、全国の小学校数に対してわずか1.2%
※https://www.nichishishoren.com/greetings.html
公立小学校と私立小学校の違いについて
公立小学校
国や自治体の教育委員会の監督下のもと地方自治体が運営。学費無料。
同じ地域に居住する就学年齢に達した子供が、地区の教育委員会の指導下で決められた学校に通う。
学校間で格差のない均質な教育内容を保証される場所。
教員も定期的に配置転換され、学習内容も学習指導要領に準拠し学校間格差なく均質な教育になる。
私立小学校
学校法人が運営。
それぞれの創立者が「自らの考えに基づいた独自な教育」を実現するために設立した教育機関。
宗教教育、英才教育、人格教育等、私立小学校の数だけ教育スタイルがある。
居住地域にとらわれず、自らの意思でその考えに沿った学校を選択し試験を受け入学を許可されたところに通う。
教職員も学校の理念に共感したものが異動なく勤めるのが一般的。
私立小学校の主な特徴
- 建学の精神と伝統
- カリキュラム
- 様々な体験授業や行事
- 専門知識を有した教員
- 外国語教育やICT教育
- アフタースクール
- 道徳教育、宗教教育
- 「是非、この学校で学ばせたい」という強い希望を持った家庭の子弟が集まる教育環境
- 先生方も、「是非この学校で教えたい」という意志を持ってそこに集まり、教鞭を取り、定年までの長い年月、同一の学校で教師生活を送る。
国立小学校
国が運営。学費無料。
多くが国立大学の教育学部附属。
国のモデル校。地域の拠点校。先進的な取り組み。実践的指導力を持つ教員の養成。
国・文部科学省から~国立大学附属学校の4つの使命~
- 教育実践研究
- 教員養成(教育実習)
- 公教育
- 地域公立校との連携教育,研究推進
公立と私立の主な違い
建学の精神と伝統
公立小学校:学校間で格差のない均質な教育内容を保証される場所。
私立小学校:それぞれの創立者が「自らの考えに基づいた独自な教育」を実現するために設立し、それが引き継がれてきたのが伝統。
カリキュラム
公立小学校:学習指導要領は小学校に通う児童が最低限学ぶ内容。指導要領の改訂が10年に一度。6年間での授業の総時間数5785時間。
私立小学校:文部科学省の定める各学年の指導要領を最低限守りながらも、実際には、私立小学校の教職員、理事会等によって決定された方針を守りながら、それぞれの特自の色を出した初等教育が行われている。学習指導要領の改訂前から試験的に様々な取り組みを行える。保護者が望む教育環境を自由に学校を選ぶことができる。6年間での平均的な総授業時間数は6449時間(私立初等学校協会調べ)。
公立と私立の授業時間で大きな差があるのは、特別活動、総合的な学習の時間、外国語活動など。
さまざまな体験授業や行事
多彩な行事や校外学習も魅力。
運動会や舞台発表会(音楽や劇)、修学旅行、キャンプ、臨海学舎など、子どもの成長に合わせて工夫された行事が子どもたちに感動をもたらし、心身の豊かな成長につながる。
外国語教育
公立小学校では正課として3年生、4年生で外国語活動、5年生、6年生で外国語の学習。
多くの私立小学校では、1年生から実践。ネイティブ教員が担当することも多い。語学の習得だけでなく、異文化理解の視点から学ぶことも多い。海外連携校との交流や留学を実施している学校もある。
道徳・宗教教育
私立小学校は、公立・国立と異なり、宗教教育、宗教活動への制約はない。自由な宗教教育が行われている。宗教が教育の柱となっている私立小学校もあり、宗教のない学校でも建学の精神や道徳の授業が柱になっていることが多い。
保護者
私立小学校は、建学の精神などの教育理念や特色に共感して学校を選ぶため、保護者の価値観が近い。
先生の違い
私立小学校は、ほとんど異動のない教職員から構成されるので、長期的な視点から教育を構築することが可能。
専門性
私立小学校は、専門教科制(教科ごとに専門教員が教える)導入している学校が多い。また、複数の教員が教室に入り授業を行うTT(Team Teacheing)制を用いている学校もある。
異動のなさのメリット
卒業後も恩師が母校の教壇に立っていることは珍しくなく、私立小学校の卒業生の母校愛を育み、卒業生同士の結束を保つ役割を果たしていたりする。
私立小学校は、学校の理念をすべての教職員が共有している。
公立小学校との非常に大きな相違点です。理念を共有することにより、学力の面でも、人格形成の面でも、教職員はブレなく児童、家庭に対応することができるので、子供も親も安心して学校に通うことができます。
アフタースクール
私立小学校は、学校内に授業終了後のアフタースクールを設置する学校も多い。
アフタースクールの主な内容
授業で学んだ内容の振り返り、発展的学習、スポーツ活動、芸術活動、語学プログラムなど
公立小学校は自治体により対応が異なる
渋谷区は全区立小学校内に、保護者の就労状況に関わらず全ての児童を対象とした放課後クラブを開設(無料)
私立小学校の様々な特色例
私立の小学校には、様々な特色を備えている学校があります。
一例として
- 昨今の外国語教育熱の高まりからではなく、もう何十年も前から外国語教育に力を入れている学校
- ほとんど検定教科書は使わず、先生方の手作りプリントで学習を進めている学校
- 体力作りのためにと年中温水プールでの体育の授業を実施している学校
- 道徳の時間のかわりに「宗教」の時間を持っている学校
- 校外学習に力を入れ、頻繁に学校外での研修的な授業を行う学校 etc.
私立小学校についての連合会一覧
本記事についての注意事項
なお、記載内容については責任を負いかねますので、必ず鵜吞みにせず、ご自身で確認してください。また、本記事も新しい情報に出会えた時にその都度更新していきたいと思います。
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