前回は、「公立」「私立」「国立」といった学校の違いなどをまとめてみました。
そこで、今回は志望校の選び方を各所から情報をあつめて、自分なりにまとめてみたいと思います。
志望校の選び方手順
1.家庭の教育方針を決める
志望校選びの前に、まず、「家庭の教育方針を明確にすること」とお教室の先生からも教えていただきました。
言い換えれば、子どもの将来像から描く家庭の教育方針。
もちろん子どもの成長によっては目標は変わってくるかもしれませんが、根幹となる考えは変わらないはず。
この部分を早く決めておけば、様々な問題に直面しても、家庭の教育方針に従って対応することができるとのことでした。
- 娘にどのような人になってほしいと考えているか?
- 娘が産まれた時の気持ちや、娘のお名前に込めた気持ちを思い出しながら、娘の将来像を描く。
- 我々両親が娘と接するときに大事にしていることはどのようなことだろうか?日々の生活の中で娘に伝えたいと思っていることは?
- 家庭のルールは?
などを見直すことで、私たち親としての考えが明確になるとのこと。
そして、
- 私たちは自分の父親や母親から何を大切にして育てられたのか?
- 両親から受け継いだ大切にしたい考えは何か?
親は子どもの模範となる存在だから、親の考えが反映されているはず。
そのようなことから、我が家で大切にしたい考え、ルール、方針などを考えるように指導いただきました。
我が家なりに書き出してみたものがこちらになります。
2.学校の方針を知るためにできるだけたくさんの情報を集める
まず、家庭の方針を明確にした後で、次に「考えが一致している学校を見つける」。
そのために、どのような学校があるのか調べる。
家庭にあった学校を選ぶにはどのようなポイントを抑えれば良い?
学校の特徴が表れやすいポイント
- 大学までの一貫校か?
- 共学か別学か?
- 宗教教育があるか?
一貫校のメリット
- 学校独自の行事や、カリキュラムを数多く取り入れ、一貫教育という長いスパンの中で心豊かな人間性を目指しているところです。
- 各学校の定める一定の成績水準を収めていれば上位校へ内部推薦という形で進学進学できる点。
- 受験勉強を行なわなくても進学先が決まっているのでクラブ活動や好きなことに打ち込むことができるということ。
共学か別学か
- 共学のメリット
自分にない物の良さに気づき、視野を広げて物事を考えられるようになる。また、年齢相応の節度を持つ環境に変化しているので、自然と適応能力が身につく。
- 別学のメリット
男女それぞれの特性を熟知した先生方やカリキュラムが整っている。また、異性の目を気にすることがないので、伸びやかに活動できることから、一人、一人の能力を最大限に引き出しやすい環境。
※小学校の時は共学であっても、途中から別学になる学校もあるので注意が必要。
宗教教育
宗教教育を通じて学校が何を大切にしているのかを理解しようとする。
キリスト教や仏教など宗教の教えに基づいた学校も多くある。
どの学校でも大切にしている教育方針に賛同し、宗教教育を肯定的に捉え、子どもと共に親としても一から学んでいきたいという気持ちが大切。
給食はあるか
旬の素材を使い、栄養バランスが整っている給食。
暖かくおいしい給食をみんなで食べることで好き嫌いがなくなったり、楽しい時間が過ごせる
アフタースクールはあるか
単に預かるだけでなく、様々なお稽古から選択して実行することができるので、安心の上に子どもの得意なことを見つけることもできる
通学時間
学校まで距離や通学に時間。通学時間がかかる場合には通学時間に本を沢山読めば、語彙力や思考力が養われる。その上、毎日時間をかけて通うことで、体力と忍耐力も育まれる。
情報収集
学校のHP
学校の歴史、建学の精神をはじめ、学校生活の様子を垣間見られる写真などを見ることができる
学校イベント(説明会、オープンスクール、運動会、文化祭など)
学校の説明会、オープンスクール、運動会や文化祭などの公開行事は学校への理解を深める良い機会。
※学校行事の参加には、事前登録や予約必須なものが多い。
※学校主催以外にも、幼児教室主催の学校説明会などもある
書籍や学報など
近くに在校生や卒業生がいれば、話を聞いてみる
実際に学校へ訪問できた際に見ておくポイント
- 図書館や校庭などの施設や学校周辺の環境を確認。
- 子どもが一人で学校へ通うことも考え、乗り換え方法や混雑具合などの通学経路も確認しておく。
- 普段の学校生活が見える授業見学会などでは在校生の様子、先生方と在校生の関わり方などにも着目。
- 掲示物にも注目。掲示物などには学校の大切にしていること、力を入れているものが現われている。
自分の子どもがそのような姿に成長して行くことを喜びと感じられるかどうかイメージしてみる。
学校見学会や説明会に参加される時には、先生の話で感銘を受けたことや、印象に残ったことなど良かったことをメモに残しておく。
まだまだ先は長そうですが、少しずつ考えてみたいと思います。
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