2023年4月にてい先生の「生活習慣の大切さと親の関わり方」の講演会に行ってきました。
その時、お話していただいたことで、気づきにつながったことを備忘録として残して起こしたいと思います。
てぃ先生は話も上手で、とても具体例が分かりやすく、思わず「そうそう!」と思ってしまう話で、とても参考になりました。
もしかしたら、私の受け取り方が違って、てい先生の意図するものと違っているかもしれませんので、こちらをご覧になられる方はそのあたりをご理解くださいませ。
「てい先生」とは?
てぃ先生のプロフィール
関東の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数が50万人超え、子育てや保育に関する役立つ情報を発信したYouTubeチャンネルも登録者数が70万人以上。SNS総フォロワー数は150万人を超え、保育士としては日本一の数である。
処女作である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(KKベストセラーズ)は15万部を超える大人気作になり、Twitter原作のコミック『てぃ先生』(KADOKAWA/メディアファクトリー)は20万部を突破。その他多くの書籍を出版しており、自身初となる育児本『てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』は出版から重版を繰り返し、11万部を超えている。近著は『てぃ先生の子育て○×図鑑』で、著書累計は70万部以上を突破している。
SNS以外にも、テレビやラジオをはじめとしたメディアへの出演も多数。2022年4月からはNHK Eテレ『ハロー!ちびっこモンスター』でのレギュラーが決定。全国での講演活動は年間50本以上で、他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」の創設と就任など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。
ちなみに、名前の読み方は「T」先生。
てぃ先生の著書
「子どもに関わる時に最も大切にしていることは?」の回答具体例が分かりやすかったこと
一番の大前提として大事にしてるのは、そういった目の前のお子さんを我々と同じように考えながらコミュニケーションすること。
大人側の伝え方によって、子供とのコミュニケーションが上手く図れない場合によっては、その前提を受け止めておく必要があるというお話をされました。
この例がとても分かりやすかったのでご紹介します。
お水をとってもらうケース
目の前にお水があって、相手にとってもらいたいときに、大人と子どもでは依頼の仕方が違っているいないだろうかという問題提起とその具体例がとれも分かりやすかったです。
対大人の場合
通常の対大人へのコミュニケーションの中で、相手に何か依頼したい場合には、
- 相手がお水を取れるような状況かどうか
- 今話しかけていいかどうか
と相手を観察し、相手の様子を見て取ってもらえそうと判断してから相手に声をかけたりする。
しかも、
相手に、気持ちよく不快な思いをせずに、お水をここのところに持って来てもらえるように配慮している。
「Aさん、すいませんちょっとそこのお水とっていただけますか?」
言い方が丁寧。相手に配慮がある。
対子どもの場合
上記の普通のコミュニケーションが対子どもになった場合、急にできなくなることがある。
子どもの様子をあまり見ずに、
水とって!早くとって!
…
早くとって!
とってって言っているでしょ!
なんで取らないの?
取らないんだったら、おもちゃ捨てちゃうよ!!
もう、取ってくれないんだったら、知らないからね!!
対子供になると、こうなっている場合が多い。
子どもに対して、
『子供を、一人の人間としてきちんと捉えましょう!』
と言いながら、実際は一事が万事で、事あるごとに子どもに対して上記の例のような言い方をしていませんか、と問題定義がありました。
子育てや家事、仕事やリモートワークなどで忙しいかもしれないから、多少強引なことを言っている場合もある。
ただ、そうするのであれば、『子供が気持ちよく動いてくれないのは当たり前だよねっ!』という理解というか余裕も必要ではないかという話はとてもシックリきました!
たしかに!
そんな言い方を子どもにしていたかも。。。
次に続きます。次のテーマは「親子のコミュニケーションがスムーズにいっている家庭の共通点とは?」
てぃ先生の講演から学んだシリーズは全3部作となっています。
第1部
第2部
第3部
よろしければお読みくださいませ。
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